
物語で綴る、
「癒し」と「巡り」、そして美しく歳を重ねるということ
初めに、私たちは、美容室として
髪や肌を整える仕事を続けてきました。
けれど長くこの仕事に携わる中で、
美しさとは、見た目だけで完結するものではなく、
心や体の巡り、生き方そのものと
深く結びついていると感じるようになりました。
年齢を重ねること。
思うようにいかない時期を経験すること。
不調や揺らぎを感じること。
それらは決して「衰え」ではなく、
人生が次の段階へ進もうとする
大切なサインなのかもしれません。
この物語は、
そんな日々の中で私たちが感じてきた
「癒し」「巡り」「人が本来持つ力」 を、
言葉として残したものです。
美容室という場を通じて出会った
多くの人生や想いが、
静かに重なり合い、
ひとつの物語の形になりました。
特別な誰かのためではなく、
今を懸命に生きている
すべての方へ。
どうぞ肩の力を抜いて、
物語の世界に触れてみてください。
癒しの光が灯るまで ―
かつて、山と森に囲まれた小さな村があった。
人々は慎ましく暮らし、季節の巡りと共に生きていたが、
ある時から村には、目に見えない不調が広がり始めた。
理由もなく体が重い。
心が晴れない。
争いが増え、笑顔が消えていく。
人々はそれを「呪い」と呼んだ。
___違和感のはじまり
